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亡羊と遊ぶメランコリー――小説家志望・束木志埜のブログ

小説家を目指すわたくしのブログ。色々なことに関心を持ち、できる限りのことをしたく思います。小説・アニメ・漫画等々の感想や日々のこと、創作についても書いていきます。よろしくお願いします!

漫画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』四巻 感想 前半

漫画・感想
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 目次

 

かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 四巻 感想

 みなさま、束木志埜です。今日は赤坂アカ先生の『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』の四巻の感想を述べていこうかと思います。まだブログを始めたばかりなので、一巻~三巻の感想もないのにいきなり四巻からかよ! というツッコミもあろうかと予測されますが、そのような意見を持たれた方……

「うるせぇバ――――カ!!」引用元『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 四巻』より

 ということで、いきなり四巻の感想です。レビューというべきか、評価というべきか、あまりよく解らないのですが。
 ちなみに、軽く各話の話題やあらすじには触れますが、肝心なところは全部ぼかしてしまっております。ですから、この記事だけを見て、お話を判断するのは難しいかと思われます。この物語はコメディーでもあり、どのコマも見応えが十分です。また、敢えて作中のギャグを出したりはしません。
 楽しむためには、漫画を買う方がよろしいかと。
 ただし、購入に際して、どのようなお話が入っているのかな、と楽しみにするには良いかもしれませんね。
 各回の議題は、一行目に書いてありますので、それだけを確認するのも手です。

 

 

第31話☆藤原千花はテストしたい

 今回は心理テストを話題にしたお話です。
 藤原書記の出す心理テストに対し、訝しげな白銀会長。しかし、彼は「貴方の前に動物用の檻があります。その中に猫は何匹入っていますか?」という問題の的中ぶりに、かなり心理テストへの評価を改めます。
 白銀会長の良いところですよね! 
 こう、素直に凄いモノを凄いと表現できるところと言いますか。そういう部分は素直なのに、恋愛については素直じゃないところも「お可愛いこと……」ですね。
 藤原書記が繰り出す問題について、翻弄される白銀会長。けれど、肝心のかぐや様は余裕のご様子。それもそのはず、なんと、彼女は事前に「藤原書記が心理学の本を生徒会室に持ち込むことを予測。予め、問題と答えをすべて暗記していたのだ」から……相変わらずの執念! もう告っちゃえよ! というツッコミを読者はつい入れつつ、話は展開していきます。
 今回のかぐや様の目的は、心理テストを利用して心証女子力をアピールすること。予め問題と答えを知っておけば、自分が良いように見られることも容易いことですからね。
 そして、もう一つの目的はやはり、いつも通りに会長に告白させることです。
 問題はすぐにやって来ます。『好きな人を暗示しているテスト』が出題されるのです。
 これで会長がかぐや様の名を出せば、もう告白したも同然! 会長はそのままかぐや様の名を出そうとしますが、無駄に鋭い頭脳がそれを制止するのです。そうして彼が出した人物の名前は……!
 ついでに不憫な石上会計! あっさり帰る!
 石上会計の間の悪さが好きですねえ。憎めないですし、面白い。しかも、彼の会長への恩義から来る尊敬がピュアで微笑ましいのですよね。今回のエピソードでも、彼は心理テストの問題からとある暗い妄想(いや、彼の場合、こうなるのは当然なのですが)に取り付かれ、心理テストの答えとは関係の無い方向の答えを出してしまうのです。ひとえに、かぐや様への恐怖故に! お前ならそういう答えになるよなぁ、とつい笑ってしまいます。 
 石上会計が帰ってからも心理テストは続きます。が、不意に藤原書記は書籍ではなく、ネットで問題を探し始めます。これにはかぐや様もびっくり。流石の彼女とて、ネットの内容までは暗記していません。
 そうして、藤原書記、白銀会長、かぐや様が出した解答とは!?
 オチのかぐや様が可愛らしいです。やはり、彼女は動揺しているときと企んでいるときが抜群ですね。
 ちなみに、藤原書記の「ニマニマ」のコマが素敵でした。表情もですし、腰つきがなんだか……もう!

 

第32話☆かぐや様は嫌われたい

 白銀会長は生徒会室で見慣れぬ本――『恋の教科書 狙った相手を絶対にオトす! 恋のテクニック10選』という本を発見します。マニュアル絶対主義である白銀会長は、見事、その本に影響され、その内容を翌日には実践します。
 この素直さ、「お可愛いこと……」
 白銀会長は本の内容をすぐさま会得、恋のテクニックその7――「あえて冷たくする作戦」を決行に移すのです! ……それがかぐや様の掌の上とも気が付かずに。
 そう、これは何時もの如く、かぐや様の仕込み! 彼女は、恋のテクニックを使用する会長を、逆に狩ろうとしているのです。相変わらずの執念、もう告っちゃえよ!
 かぐや様の思惑通りとは露知らず、会長は「あえて冷たくする作戦」を進めていきます――が、彼の冷たくする行為は中途半端だった!!
 会長は、石上会計にガムを渡します。
 かぐや様が、石上会計にだけガムをあげるタイプの意地悪かと思った矢先、普通に彼女にもガムが渡されます。困惑するかぐや様は、しかしすぐに悟ります。石上会計にあげたガムよりも、かぐや様にあげたガムの方が1円くらい安いことを!
しょぼい! 微妙! 
 会長は意味も無く、人に冷たく出来ない男なのでした。それからも微妙な嫌がらせが続いていきます。普通はかぐや様くらいしか気付けないような、そのような些細な嫌がらせ……だが、生徒会随一の観察眼を持つ男、石上会計だけはその事実に気付いてしまうのでした。
 優しい白銀会長が、無意味に嫌がらせをするはずがない……何か特別な理由があるに違いない、石上会計はそれを理解すると、命を賭してサポートをすることを決意するのです。
 この際の石上会計が本当に良いです。彼の白銀会長への尊敬と信頼とがよく表れていますよね。彼と白銀会長との関係描写が、作者さんは本当にお上手。前作の『ib―インスタントバレット―』でもそうでしたが、人間関係の背景を描かないで描く手法に優れています。
 ともかく、その後の石上会計が決行した決死の「サポート」は必見です! 私は腹を抱えての呵々大笑。何度も、前後のコマを読み直しては笑っておりました。何をしたのかは、ここでは敢えて語りません。というか、この感想自体、もう読んでいる方向け、というところがあるのかもしれませんね。
 不憫な石上会計、またもや帰る! 帰宅の記録をどんどん更新していくスタイル。もはや、彼は帰宅部のエースでしょう。
 その後、白銀会長がステップ2に進み、かぐや様にとある台詞を言い放つのですが、ここもまた良い……! かぐや様のかわいらしさが目立ちます。彼女の計算は完璧(ということにしておいて)なのですが、毎回失敗するところが良いですよね。感情の問題という、彼女が不慣れな場面で在るからこその失敗でしょう。
 かぐやというキャラクターが、このお茶目な失敗――というか、自分の感情を計算に入れていないのでしょう――によって何重にも描写されています。
 最終的には、白銀会長のイケメンさ(精神的な)が現れ、彼への評価も個人的には爆上がりでございます。誠、良い主人公ですよね。
 あと、かぐや様の抜けっぷりもきゅーと

 

第33話☆白銀御行は歌いたい

 三巻収録の第23話と同じシリーズです。つまり、ダメな会長に、藤原書記が教えて上げようシリーズの第二弾です! このシリーズは本当に好き! 
 というのも、白銀会長の素がよく出るからなんでしょうね。彼はかぐや様の前では格好を付けたがる、年相応な男子ですが、藤原書記の前ではちょっとだけ素っぽいです。
 また、些細な理由ではありますが、その理由のために努力を惜しまない彼の意地が格好良いのです。絵面はアレですが、格好良いのです。好きな女の子に良いところを見せたいって、結構大切ですよね、動機として。
 さて、この話では音痴の会長に、音楽が得意な藤原書記(幼い頃の藤原書記がトロフィーを持っているコマがありました。え、可愛すぎない?)が教えるというお話です。
 ちなみに、指揮棒を振っているときの「んー…」のコマの藤原書記、表情良くないですか!? とても好き。この漫画、登場人物の容姿が素晴らしいのはもちろんなのですが、肝は表情の色の多様さだと思います。表情が豊かで生きている感じがよくします。また、表情が崩れている形になっているコマでも、そのキャラクターがそのキャラクターであることが変わらず、その上、可愛らしいと思えるのが素晴らしいですよね。

 会長にモノを教える難しさをよく知っていた藤原書記ですが、彼女は半ばうっかりとしてまたもや白銀会長に教えることになります。
 壊滅的な会長の歌声を救うことが、藤原書記にできるのだろうか!?
 藤原書記の音楽の教え方が理想的過ぎて、ちょっぴり動揺した束木です。
 ラストのオチも、前回同様面白かったです。

 

次の記事へ続きます。

 長くなってきたので、次回に続きたいと思います。
 というか、一話毎に感想を書くのも変ですかね。次回はもっと少なめにいきたいと思います。
 わたくしが書いていない部分に面白さは籠もっているので、是非とも漫画を買いましょう。面白さは既に、多くの方が知っているところでしょうけれども、まだ知らぬ方は是非に是非。恋愛ものではありますが、コメディーでもあり、作中に漂う焦れったさがとても心地よいです。
 かぐや様と白銀会長には、ずっとこのコメディーを続けて欲しくもありますし、早くくっついてもいただきたい。何とも言えない面白さが、随所にちりばめられています。一コマ一コマが丁寧に面白く、わたくしのあらすじと要点をぼかした文章では、面白さが十分に伝わっていないかと思われます。面白いのでおすすめです。

『ib―インスタントバレット―』の最終巻裏表紙を読んでいますので、どうにもこの作者さんのお話を語るときには、熱が籠もりすぎるきらいがあります。その点は申し訳ありません。

 

 まあ、この漫画の面白さはとにかく読んでいただければわかります。他の方のレビューもありますので、広告も貼っておきますね。

 

次回はこちらから。

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