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亡羊と遊ぶメランコリー――小説家志望・束木志埜のブログ

小説家を目指すわたくしのブログ。色々なことに関心を持ち、できる限りのことをしたく思います。小説・アニメ・漫画等々の感想や日々のこと、創作についても書いていきます。よろしくお願いします!

『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』四巻 感想 後半

漫画・感想
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前回がまだでしたらこちらから。

目次

 

かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 四巻 感想

 みなさま、束木志埜です。今日は赤坂アカ先生の『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』の四巻の感想を述べていこうかと思います。まだブログを始めたばかりなので、一巻~三巻の感想もないのにいきなり四巻からかよ! というツッコミもあろうかと予測されますが、そのような意見を持たれた方……

「うるせぇバ――――カ!!」引用元『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 四巻』より

 ということで、いきなり四巻の感想です。レビューというべきか、評価というべきか、あまりよく解らないのですが。
 ちなみに、軽く各話の話題やあらすじには触れますが、肝心なところは全部ぼかしてしまっております。ですから、この記事だけを見て、お話を判断するのは難しいかと思われます。この物語はコメディーでもあり、どのコマも見応えが十分です。また、敢えて作中のギャグを出したりはしません。
 楽しむためには、漫画を買う方がよろしいかと。
 ただし、購入に際して、どのようなお話が入っているのかな、と楽しみにするには良いかもしれませんね。
 各回の議題は、一行目に書いてありますので、それだけを確認するのも手です。

 

 

第34話☆かぐや様は送りたい

 かぐや様が、会長を車に乗せて家まで送ってあげたいお話です。彼女はこの家まで送る行為をドライブデートと定義し、自らがデートに誘うわけにはいかないと、上手く白銀会長に「乗せて」と頼ませようとします。
 開始一ページ目の藤原書記の腰つきがですね! いや、わたくし腰つきフェチとかではありませんけれど、ついですね!
 冒頭では藤原書記の天然ぶりが大いに発揮されます。雷に怯えるあまり見せた彼女の逆ギレはかわい面白いです。また、その後の「でもちょっとたのしー!!」があほかわいいです。彼女が優等生キャラだという事実が、もう既に面白いですよね。

 今回の話でも、かぐや様がハイスペックぶりを残念な方向で発揮します。もう一歩間違えたら通報されても仕方が無いようなことまでします(が、結果として白銀会長は、その犯罪まがいの行為で得をするのですが)。
 毎回、かぐや様の準備の良さに笑ってしまいます。もう告っちゃえよ!
 しかし、かぐや様の綿密な計画も、白銀会長の行動力の前に打破されてしまうのでした。かぐや様の完璧な計画と、白銀会長のまさかの行動は必見です! 必見。

 

第35話☆藤原書記は見舞いたい

 とある事情で風邪をひいてしまったかぐや様。今回は、彼女のお見舞い権を巡っての真剣衰弱勝負となります。
 今回のお話は、キャラクターの新たな一面がよく見られる、興味深いお話でした。ファンは絶対に見逃せませんよね。
 風邪をひいた時のかぐや様の変わり具合、勝負事の時に結構腹黒い藤原書記(これは少し前にも描かれていましたがね)、立場が逆転した時に生き生きとし出す石上会計……なぞなぞとかは苦手だったはずなのにかなり鋭い観察眼を持つ会長(勉強しましたものね。それに、元々彼はカードゲームのときとか鋭かったですしね)。
 見所は満載です。
 個人的に、この話で特筆したいのは石上会計です。有利な立場のときの彼って面白いですよね。鬼の首を取ったようでした。
 また、藤原書記が石上会計の決め台詞を呟くシーンも良かったです。それについての石上会計のフォローも、「よく言えるな、きみ」となりますね。

 

第36話☆四宮かぐやについて①

 この作品では珍しいサブタイトルです。そして、全編ギャグとしつつも、四宮かぐやの過去や家庭環境についてが語られます。四宮家の家訓の壮絶たること……また、その家訓を見つめるとあるキャラの鋭い目付き。
 あと、早坂さんの変装が素敵でした。少し胸を入れると、また感じが変わりますね。髪型も美人度アップですし、普段の彼女も素敵ですが、是非ともこれからもスミシーさんの活躍がみたいところです。
 後半の展開はめまぐるしいです。これは一体どうなってしまうのですか? もしや、このままゴールインもあり得るのでは、という途端にあのオチ! まさかの展開に(けれど、白銀会長のあの癖は随分前から描写されてますからね)「なんでやねーん!」とツッコミを入れてしまいました。わたくし、一応、生まれも育ちも大阪なのです。面白くないタイプの大阪人ですが。

 

第37話☆かぐや様は許せない

 今回は、かぐや様の複雑な乙女心が描かれています。
 『不満』を表すときのかぐや様のふくれ顔に注目です。きゅーと。
『ケーキ差し入れ事件』に端を発する修羅場が、生徒会室を襲います。石上会計がまたもや間の悪いことに、ケーキを一つ食べてしまったこと(差し入れの数が、そもそもあっていないのが問題ですがね)が原因です。石上会計は、根は本当に良い方なのですが、何をしても間の悪い感じです。彼が引きこもっていたことも、この辺に理由がありそうですね。これだけ上手くいかないと、色々と大変そうです。しかし、彼が引きこもらないのも、ここが白銀会長が作ってくれた居場所で、生徒会だからなのでしょう。
 この話では、発足したての生徒会について語られます。まだ冷たかったころのかぐや様がどのようなキャラだったのかが解ります。この表現の仕方は巧みですよね。この物語は、開始の時点でかぐや様と白銀会長との間にある関係が、半ば完成しておりました。最初からお互いに落ちているラブコメという特色が、この作品の数多ある売りの一つですが、それ故に過去のことがあまり解らない。どうやって、あの二人がこうなってしまったのか、それがすべて語られていない。
 この読者にとって気になって仕方がない部分を、今の彼らの口から語らせる……
 敢えて描かないことによって、より雄弁に描く、といった風でしょうか。過去のことは過去のこととして演出する。この表現力は凄すぎます。
 作中、二人がお互いの台詞に恥ずかしがるのですが、このシーンがまた素敵。青春しやがって! と嫉妬してしまいます。が、微笑ましくて許せてしまいます。もう告っちゃえよ!
 そして、最後のラブコメ的行動の間に割って入ってきた藤原書記。その彼女を呼びに行っていた石上会計の、また間の悪いこと。彼らに悪意がまったくなく、むしろ善意だからこそギャグになるわけです。

 

第38話☆かぐや様は許したい

 とあることで何とも言えない距離になってしまったかぐや様と白銀会長。二人はどうやったら仲直りできるのかを人に相談します。
 白銀会長と石上会計が、木の下に寝転びながら会話するのが、なんともいえない友情を感じました。彼らの間にあるのは、友情ではなく、信頼なのだと思われますが、こういう雰囲気も良いですね。なんだか、わたくし腐的妄想を滾らせているように見えるかもしれませんが、そのようなことはございませんよ?
 石上会計のブレーキのなさが愉快です。彼の時折放たれる毒舌の心地よさは特筆に値しますよね。あと「なんすか そのクソ女」の時の顔!
 地味に、石上会計は名言発声装置な気がします。
 上のコマでかぐや様がかわいいのに、下のコマで石上会計が「うるせぇ バ――――カ!!」とキレているのがアンバランスな面白さを醸し出しております。ブレーキ踏め、石上!
 で、ラストのオチですが。ラブコメ度が高すぎます! このシチュエーションはあまあまです。見ているこっちが恥ずかしくなっちゃうくらいに青春ラブコメしています。
 やはり、なんだかんだと言って、しっかりラブコメなんですよねー。

 

第39話☆かぐや様は呼ばせたい

 表紙の美少女登場回です。
 白銀会長の妹君にあらせられますです。なんですか、この美少女さんは。芸術なのですか?
 とまれ、かぐや様が妹君に「姉」と呼ばせようと苦心するお話です。まずは周囲から固めていくという恐ろしさ!
 かぐや様が妹君と仲良くなる妄想をするシーンがあるのですが、意外と彼女の妄想力は高いようです。いや、意外ではないですかね。
 かぐや様は家族愛に飢えているご様子で、ギャグとして描かれつつ、彼女の暗い部分も描かれていますね。
 かぐや様は色々と「姉」と呼ばれるために頑張りますが、すべて他の生徒会員たちに取られてしまいます。そして、彼女の十八番である内心での「藤原書記呪い」が始まります。
 単行本の始めに載ってある生徒会相関図(石上会計はいません)にある、かぐや様から藤原書記へと伸びている「時々呪う」の備考が発揮される場面です。
「そうやって私の欲しいものを全て奪っていくんですね」からの掌返しまでが伝家の宝刀! この掌返しで笑わない人間がいらっしゃるのでしょうかね!? 何度見ても面白いです。

 

第40話☆白銀御行は出かけたい

 尺も押していますので、端的に言いましょう。
 石上、よく言った!
 彼は本作の裏主人公であるというだけあって、徐々に成長している感がありますね。実は、正直、最初の頃は彼のことは嫌いでないものの、そこまで好きではなかったのです。けれど、彼は話が進んでいく毎に、どんどんと面白くなっていきますね。
 空気が読めないとか、間が悪いとか、そういう部分は大いにあれど、それが必ずしも悪い方向へと向かっていかないこと。それがこの話で証明されました。
 また、生徒会内のパワーバランスも良く出来ています。
 藤原書記の奔放さに対抗できる石上会計がいて、石上会計に滅法強いかぐや様がいて、かぐや様が無になるくらい(呼吸 楽しい…)不利な藤原書記がいて……という具合に。
 ちなみに、会長は全員に対して、強かったり弱かったりしますよね。藤原書記も、教え回では毎回翻弄していますし、石上会計とは言うまでもないですし、かぐや様とは良い勝負を繰り広げています。
 そういう意味でも、生徒会役員たちはバランスがよく取れています。これに外部のキャラがどう絡んでいくのか、これからも注目していきたいですね。

 

おわりに

 前回と今回とは、普段とは少々異なる雰囲気でお送りしました。一話ずつ見ていくと、より深く物語が楽しめますね。
 この『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』という漫画は、キャラクターの個性も抜群ですし、ストーリーも面白いです。それに、毎回の議題がとても上手く回っていて飽きがまったく来ません。その上、キャラクターの背景、といいますか、造形もかなり深いです。
 ギャグも冴え渡っていますし、ラブコメ部分はむずがゆくなるくらいの青春です。
 とかく面白い! ですから、読んでいない方は読んでみましょう。もちろん、向き不向きはあるわけですが、向いている方は何処までも深くはまれるかと思われます。
 読んでいる方は、もう何も言わなくてもよろしいでしょう。
 
 以上、『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』四巻の感想でした。
 言葉では十分に伝わらないくらいに、この漫画は面白いです。ですので、是非とも一度手に取ってみてください。楽しい時間が過ごせることでしょう。

 

 

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