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亡羊と遊ぶメランコリー――小説家志望・束木志埜のブログ

小説家を目指すわたくしのブログ。色々なことに関心を持ち、できる限りのことをしたく思います。小説・アニメ・漫画等々の感想や日々のこと、創作についても書いていきます。よろしくお願いします!

漫画『マツシマ ~1億人が恋したヒーロー~』が面白すぎるのでおすすめしたい件

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 こんにちは、諸君。束木志埜です。

 さて、今回はとある漫画を紹介したく思います。これはニコニコ静画の公式漫画とのこと。しかし、本当に公式なのか疑うような奇想天外な内容なのです。ある意味では、漫画の新たな表現を発見したようなモノでございます。

 では、早速紹介を初めて行きましょう。

 

 

目次

 

『マツシマ ~1億人が恋したヒーロー~』ってどんな漫画?

 簡単に紹介しますと、ヒーローモノです。悪の組織「キメラ」が怪人を使い、世界を脅かしているという設定。そして、その悪の組織「キメラ」を止める存在こそが、一億人が恋するヒーロー――マツシマなのです。

 だが、イケメンヒーローマツシマの正体は、冴えない少年松島くんだったのだ。彼は、クラスメイトにからかわれ、憧れの美少女白梅さんの前では情けない姿を見せるばかり……

 

 というと、普通によくあるヒーローモノのように思われることでしょう。けれど、この漫画は他の漫画と決定的に違う箇所があります。

 

 それは――マツシマが実写であるという点です! 

 

 そう、何故か松島くんが変身すると、実写化されてしまうのです。二次元漫画の中に、当然のように居座る三次元……実写画像を切り抜き張り付け、自らを漫画の登場人物へと変化させる荒技!

 

 しかも、その切り抜き実写画像が、妙に漫画にマッチしているのです。動きとか無駄に躍動感がありますし、格好良い場面はなんだか本当に格好良いような気がするのです。

 恐ろしい才能ですね!

 

 また、この漫画の魅力の一つとして、笑える痛々しさがあります。

 この作品のタイトルは『マツシマ ~1億人が恋したヒーロー~』だと申しました。

 そう、この作品。マツシマが超絶イケメン設定なのです(わたくしは普通に結構格好良いかも、と思っておりますが)。実写の彼が登場する度に、女の子たちが黄色い声をあげます。登場するときに声を発すれば(実際に音声が出ます)、女子たちは「このイケボは!」と期待するのです。

 

 そして、マツシマはずっと薔薇を咥えて格好付けています。リアルで(漫画ですけど)薔薇を咥えている方を初めて見ました。あんな絵面になるのですね。

 かなり必見です。面白いです!

 もちろん、作者はわざとやっているのですが、この痛々しさがなんとも愉快なのですよね。

 

王道ヒーローモノとして、普通に優れている

 しかし、このマツシマ。ただの一発出オチ漫画ではございません。

 なんと、普通にヒーローモノとして面白いのです。

 まず、変身前の松島少年の恋愛が素敵なのです。彼は同じクラスの白梅さんに恋しているのですが、これが中々に上手くいきません。怪人が現れたとき、隠れて変身する必要があるのですが、これが白梅さんの目から見ると、どうみても「真っ先に逃げる臆病者」に見えてしまうのです。この誤解からのすれ違いには、思わず胸が痛みました。

 

 また、クラスメイトたちにも馬鹿にされます。

 マツシマとして活動するために、彼はどうしても他の人のような普通の生活を送ることができません。朝に怪人が出現してしまうと、どうしても遅刻してしまうのですが、これが彼の生活を大いに脅かしています。

 

 せっかく世界を助けているのに、なんとも報われないもどかしさ。これこそがヒーローモノの醍醐味の一つですが、本当によく表現されています。

 

 そして、肝心のバトルですが、存外に勢いのある動きでとても楽しめます

 明らかにネタのような絵面なのですが、読み進めているうちに本当に格好良く思えるときがあるのです。敵の怪人も個性的なキャラクターばかりで読み応えがありますよ。実写画像を入れているから画力は低い……だなんてことは当然になく、むしろ上手い方だと思われます。その画力で描き出される怪人や通常モードの松島少年は中々にかわいらしく、愛嬌がありますよ。だからこそ、変身時のギャップが面白いのですが!

 

 そして、ヒーローモノの楽しみの一つに、如何にヒーローが格好良く登場するのか、というのがあります。

 

 一般人がピンチの時に、颯爽と現れるヒーローの頼もしさ。それも見事に描写されていて、一発ネタであると思うと驚かれること間違いなしです。

 マツシマの登場シーンは毎回、王道を真っ向から打ち抜き、普通に燃えます。

 展開として熱い! 

 特に、平成29年1月21日(土)現在の最新話などは、思わず「おおおおお!」と唸ってしまうほどの出来でした! ヒーローモノを楽しみたい方にもおすすめです。

 熱い王道展開でした。

 

ギャグも多彩

 マツシマの存在自体が既にギャグですが、作者さんがそれに甘えることは決してありません。作中に織り込まれるギャグは、一つ一つがレベルが高く、完成度が高いです。

 例えば、第二話。マツシマが登場するシーンで、何故か彼は高層ビルの屋上で格好良く決めポーズを取っておりました。すると、怪人氏が疑問するのです。

 

 さっきまで、あんなビルはなかったぞ……と。

 

 そう、マツシマが登場のために高速で建築したのです! 登場のためだけに! 

 たった一度の登場のためだけに!!

 そして、それを見た女の子たちが「キャー! かっこいい!」と喚くのですが、何処が!?

 

 このなんとも言えない理不尽感。何でもありのような破天荒さ!

 文章と漫画とは表現方法であったり、諸々が違うので上手くここに描くことはできませんが、ともかく心地の良いとんでもなさです。そして、読者が読みながらツッコミを入れるという形式は、ニコニコ静画の性質とよくマッチしております

 みなさんのコメント付きで読むと面白さ倍増です!

 

 あと、彼の決め台詞なのですが、

 

次元が違う

 

 です! 

 ツッコミ所が多すぎます! 

 マジで次元が違うんですけど!? 

 なんで二次元に三次元が混ざってんだよ! 

 

 マツシマのイケメン具合を楽しみつつ、ツッコミを入れつつ、王道のヒーローモノとして楽しむ

 随分と楽しみの幅が広い漫画で、絶対に面白いのでおすすめです。

 

 ということで、リンクを貼っておきますね。無料で読めますし、現在も連載中ですがそこまで分量もありません。ちょっとした合間に見て、是非楽しんでください。

 

『マツシマ ~1億人が恋したヒーロー~』

 

 さあ、皆様もマツシマのイケメンさに酔いしれましょう!!

 

 おわりに

 よくもまあ、こんなにも面白い発想ができるものです。また、普通に漫画としての完成度も高いですし(逃げの実写ではなく、演出のための実写なのです)、なんだか読んでいて面白く思ってしまうのが悔しいという不思議な作品になっております。

 

 本当に、作者さんの発想は次元が違いますね!

 

おわりのコーナー

  語彙力向上のため、一日一つ、言葉を覚えていこうかと。てきとーに辞書をひきまして、その中から良い感じのモノを載せますね。もちろん、意味付きで!

 ただし、わたくしの定義する語彙力というのは、知っているだけでは駄目なのです。咄嗟に作中で使えなくては意味が無いのです。ですから、比較的簡単な言葉も、敢えて意味を調べて載せることがあるかと思われますね。

 

 今回の語彙は『亡羊の嘆

  1. 《「列子」説符から》逃げた羊を追いかけたが、道が多くて、見失ってしまって嘆くこと。学問の道があまりに幅広いために、容易に真理をつかむことができないことのたとえ。また、あれかこれかと思案に暮れることのたとえ。多岐亡羊

     

  2.  引用は『goo国語辞書』より

 

 この言葉はもう少し早く紹介するべき言葉でしたね。

 では、さようなら。