読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

亡羊と遊ぶメランコリー――小説家志望・束木志埜のブログ

小説家を目指すわたくしのブログ。色々なことに関心を持ち、できる限りのことをしたく思います。小説・アニメ・漫画等々の感想や日々のこと、創作についても書いていきます。よろしくお願いします!

アニメ『幼女戦記』第三話 感想

スポンサーリンク

目次

アニメ『幼女戦記』3話感想

 三話のあらすじを大ざっぱにまとめますと、「不憫な幼女VSマッドサイエンティスト~時々存在X」です。

 前回がまだでしたら「こちら」から。

 

 

冒頭

 初戦闘の傷が癒えた数日後、ターニャ・デグレチャフさんは配属について上司から話を聴くことになります。彼女は「前線は勘弁」と考えながら書類を読むのですが、なんと、配属先は後方だったのです! 彼女は内心、「理想的な配属先ぃ!」と喜びつつも、それを軍人として言うわけにも行かず、大袈裟に喜ばないように「お言葉はありがたいですが……」とやや不満をアピールしました。自分は前線で戦いたいんだけどなー、かー、つれええわああー、というアピールですね。
 ちなみに、この辺りの下りは、声優さんの演技が癖になります。ターニャさんの声優である悠木碧さんは、声質の独特さも素晴らしいのですけれど、それ以上に演技力が魅力的です。彼女の癖になる演技による「はぁ、実にワンダフル! 素晴らしきかな安全な後方勤務ぅ」や「まさに理想的な配属先ぃ。だが、大袈裟に喜ぶわけにはいくまい?」などは、わたくし録画で観ているのでついつい何度もリピートしてしまうくらいでした。 
 とかく、本心と反した演技が面白いです。そして、このアピールがちょっとした問題を引き起こしたりします。まあ、幼い少女に「安全なところに行きな」と言ったのに、「自分は前線で戦いたいであります」なんていうようなことを言われたら、普通は何だこの戦争狂いは……となるでしょうね。彼女の対応は決して間違っていないのですが、理想の軍人を幼女がやっているというアンバランスさの所為で、ちょっと上手く行っていない感じです。勘違いと不憫さが加速していきますね。
 
 さて、ようやく夢の安全な後方――の筈が、彼女を待っていたのは爆発でした。

 

OP

 初のOPですね。良い感じの映像でした。

 いかにもな「軍記物」風のOPで、お洒落で格好良いです。また、OPを歌うMYTH & ROIDさんの声が素敵ですね。声まで楽器として使っているようで、わくわくの心を引き立てられてしまいます。不思議な曲調と不気味さと勇ましさを感じさせるメロディーには、ついつい聴き惚れてしまいますね。
 映像も素晴らしい!
 激しい動きなどはないのですが、「ああ、戦争だ……」というようなスタイリッシュさがございました。一見、地味とも見える構成なのですが、戦場のむさ苦しさのようなモノがよく表現されているように思えました。
 また、後半のターニャさんの瞳が怪しく輝く場面。あそこは格好良いです。震えましたね。
 良いOPでした。

 

Aパート

 ターニャさんが送られた場所は安全な後方……ではありませんでした。彼女が行わされるのは、新型兵器の実験台です。しかし、この新型兵器はまったく使い物にならない欠陥品でした。理論上は完璧なのですが、人が運転することを一切考えられていない設計なのです。
 故に、如何に優秀なターニャさんとはいえ、待つのは爆発のみでした。何度も失敗し、この調子では命が幾つあっても足りない……彼女は転属を願い出ます。
 それを許さないマッドサイエンティスト
 彼は理論上は可能、欠陥品ではない! この発明は素晴らしい! 理論上は動くから!? どうしてまともに動かせない!
 と、必死にターニャさんに実験を続けさせようとします。圧倒的マッドサイエンティスト

 ということで、Aパートはターニャさんとマッドサイエンティストさんとの罵り合いがメインです。ターニャさんの素が出ていて、声優である悠木碧さんの名演も相まって、とても面白い出来となっております。
 ターニャさんの表情変化(ゲスっぽい表情と可憐な幼女との取り合わせは、なんともいえない背徳的美しさを孕んでおります)と声と演技とのかわいらしさが、かなり堪能できるかと思われます。癖になるキャラですよね、ターニャさん。

 その夜、いよいよ姿を見せる存在X氏。彼は、十年経っても未だ性格が悪く、信仰を得ないターニャさんに呆れます。そして、どうすれば信仰が生まれるのかを考えた結果、彼女に奇跡を見せるというのです。
 さて、その奇跡の内容とは……!?

 この存在Xの登場、ちょっと内容が唐突だった気もしますね。しかし、まあ、この違和感は大した問題にもならないでしょう。一応、存在Xの目的はぶれていない訳ですから。
 それに、わたくしたち視聴者から観ますと、神の登場は都合が良いように見えますが、ターニャさんから見れば十年ぶりに会ったことになるわけで。だとすれば、そこまで不自然であるとも思えませんよね。

 

Bパート

 兵器開発は、ターニャさんの報告によって中止。いよいよ身の危険から解放される……かと思いきや、最後の実験が開始されます。これは失敗すると、周囲を吹き飛ばすような実験です。
 ターニャさんはもう自暴自棄になりつつも、命令通り実験を開始します。が、不安げな彼女とは対照的に、マッドサイエンティスト氏は自信に満ちております。
 いざ、ターニャさんが兵器を使いますと、すぐに失敗に発展します。このままでは爆発してしまうという時、マッドさんからの通信が入ります。曰く、「発明の神が舞い降りたのだ」とのこと。
 そう、存在Xはマッドサイエンティストさんと接触していたのです。
 ここからのターニャさんのキレ方は必見です。是非とも視聴するべきですね。あと、マッドさんの狂いっぷりにも注目です。
 そして、この後に存在Xが仕組んだ「奇跡」の内容とは……ターニャさんはこの「奇跡」のことを悪質すぎると表現しましたが、本当にその通りですね。
 この奇跡の内容により、一話冒頭でターニャさんが神に祈っていた理由が判明します。あれほど嫌っていた存在Xに、彼女が祈りを唱える理由が明かされるのです。

 実験の成功後、なんだか良い感じに立ち去るマッドさんの鬱陶しさは面白いです。何格好付けてんだよ、という感じですね。

 ここからはライン戦線での戦いに移動します。
 やはり、彼女のずる賢さが素敵です。部下を気遣うことによって評価アップを狙ったり、あと天使のような作り笑いなど、素敵なシーンはたくさんです。ほんと、このアニメはキャラクターの(特にターニャさんの)表情作りが丁寧ですよね。笑えつつ、かわいい、時に怖くて、凜々しくて、と。注目ポイントですね。
 あと、声優さんの演技の奔放さも見所です。

 が、最後の最後で不穏な終わり方をします。
 正直、ターニャさんが「安全な後方! 快適な生活! 出世コースのエリート、将来の確約!」と笑っているのが、どうしてもフリにしか見えませんね。この作品はフリが丁寧で、見ていて本当に愉快な心持ちになります。
 彼女の本意とはどんどんズレていく展開に、どんどん引き込まれてしまうこと間違いなしです。

 

ED

 EDも初ですね。タイトルは「LOS! LOS! LOS!」です。歌うのはターニャ・デグレチャフ悠木碧)さんです! 彼女のまた新たな面が見える、実に興味深いEDとなっております。
 始まりのフリーズはドイツ語ですかね? の語呂と語感の良さが十全に活かされたEDで、聴いていて飽きることがありません。中毒性の中々に高いEDではないでしょうか。
 また、リズミカルな歌声に合わさってカット割りされるターニャさんの恐ろしい顔! 幼女とは思えない、残虐な表情をなさっておいでです。魅力的!
 映像は、原作の絵が多用される構成を取っています。『幼女戦記』は原作の絵が本当に魅力的なんですよね。瞳が良いのですよ、瞳が。アニメとはまた違った魅力のある絵です。ドールのように可憐なのに、何処か不気味な感じが好きな方には何処までも惹かれる絵だと思われます。
 あと、まさかの台詞ありEDです。この作品で台詞ありの曲が聴けるとは思っておりませんでした。ただし、きちんとリズムに乗っていますので、よくある邪魔な台詞歌詞ではございません。それに、軍隊っぽさがあって、わたくしはかなり好きですね。買わねば、CD!

 

Cパート

 多くは語りませんが、強いて言うならばそうですね。
 大きくなれると良いね、ですかね。Cパートはコミカルでキュートなお話が多いですね。あほ毛が良い感じに仕事をなさっておいでです。

 

おわりに

 アニメの感想って難しいですよね。ともすれば、あらすじを語るだけになりがちです。その話の面白いと思った部分を熱く語りたいのですが、観ていない方に向けるともなると難しく。
 正直、わたくしは満遍なく語るよりも、一つの小さなシーンに絞って語りたいのですが。それだと、観ていない方が置いてけぼりになってしまいますしねぇ。
 どうするのが正解なのでしょうかね。

 

おわりのコーナー

 今日の語彙は『憐憫
かわいそうに思うこと。あわれむこと。あわれみ。れんみん。「憐憫の情」

 引用は『goo国語辞書』より。

 

 では、さようなら。

 

 前回 次回