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亡羊と遊ぶメランコリー――小説家志望・束木志埜のブログ

小説家を目指すわたくしのブログ。色々なことに関心を持ち、できる限りのことをしたく思います。小説・アニメ・漫画等々の感想や日々のこと、創作についても書いていきます。よろしくお願いします!

小説が完成しないという悩みを持つ方へ

創作
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目次

 

はじめに

 みなさん、小説を完成させることはできていますか?


 わたくしは落選程度のお話しか作れませんが、今までにそこそこの数を完結させております。こと完結の実績にのみ絞れば、人並みはあろうかと思われます。わたくしにとって、お話を完結させるということは、そこまで至難とは言えません。まあ、これが、面白い作品を完成させるともなると、まだまだ遠いのですが。

 しかし、ネット上を見ていますと、結構多くの方が「そもそも作品が完成しねぇ」だとか「冒頭が出てこねえ」とか「いざ書いてみると、ちょっと書いて挫折した」とか……仰っているのを見ます。
 どうやら、作品を完成させること(この場合の完成とは、取り敢えず、小説一巻分のことを指します。つまり、10万文字ですね)が難しいと感じる方は多いようです。
 作品を完成させることができない……その理由について、今回の記事では触れていこうかと思います。よろしくお願いします、束木です。

  

理想は高く! けれど、潰れない程度に。

 まず、お話を完成させることができない方の傾向として、理想が高すぎるというのが挙げられるかと思われます。頭の中では完璧のお話も、いざ文章に変換してみると大したことがない。もしくは、理想とする文章にこれっぽっちも届かない、と。
 そういうことを苦にして、停滞してしまう方が多いです。これは、自身の文章を読み直して、その絶望的つまらなさに屈して筆を折る方も含まれております。
 こういう場合の打開策ですが、簡単なお話、諦めるしかございません。
 理想通りの文章が、たったの一度で書けるだなんて傲慢です。普通は、何度も何度も研鑽し、死すら見える努力の果て、ようやく自らの理想の輪郭に触れる程度でしょう。もちろん、天才であればそうはならないのでしょうけれど。
 もしも、自身が天才でない場合、ある程度の諦めは大切です。
「自分はこの程度だから」と気を楽に持ってください。そして、同時に「自分はこの程度だから」という言葉に甘えないようにしましょう。少しでも多くを学ぶことを第一にしてください。


 わたくしは面白い小説をたくさん読みたいのです。まだ完成していない、あなたの作品だって、面白くなるかもしれません。そして、わたくしはそれを読みたい。わたくしが面白い話を一つでも多く読むためにも、諦めてしまうだなんてとんでもない!


 今はまだ面白くなくとも、理想通りにいかずとも、いつか必ず面白いお話を書いてみせる――そういう気持ちの元に行う努力が必要です。


 誰だって、ゲーム開始一分で魔王を倒そうとはしませんでしょう?(一部ゲーム除く)


 まずはレベルアップを目的とするべきです。気を楽にして書いてみてください。最近はパソコンで書く方が多かろうと思います。であれば、あとで幾らでも直しはききます。順番を入れ替えることも、誤字を直すことも、文章をばっさり切り裂くことだって可能です。ですが、そのためには文章がなくてはいけません。
 改稿するにも、取り敢えずの原稿が必要です。そして、最初はその取り敢えずを作るくらいの気持ちで大丈夫なのですよ。
 だって、プロの方だって何度も改稿した末に、商業作品として売り出すのですからね。素人の第一稿が完璧だなんて、そう滅多にあることではありませんよ。

 

プロットが足りてないのかも

 二つ目に考えられる理由は、プロットが不足しているかもしれないということですね。プロットというのが何かはご存じですか? 
 簡単に言いますと、小説や漫画などのストーリーを作る際の設計図です。
 例えば、みなさん大好き『桃太郎』のプロットを簡単に書いてみましょう。

 

 おじいさんとおばあさんがいる。

 それぞれが仕事へと向かう。

 おばあさん、川から流れてくる桃を発見。

 持ち帰る。

 おじいさんと共に桃を割る。

 中から子ども(桃太郎と名付ける)。

 しばらく後、桃太郎育つ。

 桃太郎、急に鬼退治へ行くとのたまう。

 おばあさんがきびだんごを授ける。

 鬼ヶ島への道中、桃太郎はきびだんごで動物たちを洗脳していく。

 鬼ヶ島での鬼とのバトル。

 動物たちの活躍もあって討伐成功。

 めでたしめでたし。

 

 と、大体こういう感じでしょうか。
 しかし、このプロットというものは、いざ作ってみても使いこなせていない方が多い。実は、わたくしもその一人だったり……


 ともかく、本来はプロット通りに書いていけば完成する筈なのです。だとすると、それはプロットの完成度が甘いということになります。ですから、取り敢えず完成させたいだけであるのならば、これを補助する形でプロットを作成せねばなりません。


 詳細にプロットを書くのです


 桃太郎をまたもや使いますと、こういう風になるでしょう。

 

 1~2ページ目。

 おじいさんとおばあさんの描写。夫婦であること、仲が良いことを描く。また、彼らの生活様式も書く(二人暮らし。あまり裕福ではない。田舎、などなど)


 3ページ目。

 それぞれが仕事へ向かう描写。風景なども交えていく。そして、二人が何故仕事へ行っているのかも明確に。


 4~5桃発見。

 (序盤のメインイベントなので丁寧に)


 6~6の半分。

 桃を持ち帰る。


 6の後半から8。

 桃を巡って一悶着。


 9。

 桃を切ってみる。


 10。

 子どもが出てきて驚く二人。子どもの神々しさも描く……続く。

 

 のように、この際、ページ毎に何を書くのか明確にしてしまっても良いのではないでしょうか。


 長編小説を書くと考えると、とても大変なことです。早い方は二週間とかからずに完成させてしまいますが、普通の人は一ヶ月から二ヶ月くらいはかかるのではないでしょうか。


 しかし、長編小説ではなく、一ページだけであればどうでしょうか?

 

 例えば、ライトノベルであれば電撃文庫ガガガ文庫の一ページは「42文字×17行」です。応募用と考えると、一ページを「42文字×34行」と仮定しても良いです。
 そうなると、前者の場合であれば「714文字」で、後者の場合は「1428文字」です。
 そこまで多くないですよね?
 100000文字と比べると、赤ちゃんみたいなモノです。
 この少ない文字数を毎日コツコツと書いていけば、一ヶ月後、もしくは数ヶ月後には大抵完成作との邂逅が待ち受けていますよ。繰り返しますが、長編小説ではなく、数ページだけの場面を書こうとすると、結構簡単なお話へと移行します。


 ですから、作品をまったく完成させることが出来ない方は、ページ毎にプロットを作ることをおすすめします。


 そのページでどのような台詞を言わせるのか、どのような演出を入れるのか、どのような風景描写を入れるのか(一つの要素だけでなく、二つ以上入れないといけないことが多いです。一ページの情報量が少ないのは問題ですから)、そういうことを事細かに、事前に設定しておくのです。


 ただし、この方法には少しだけ問題があり、長期的にはおすすめできません(慣れるまで使う、くらいの感覚が丁度良いかと思います)。が、これは自分でやってみて気付くことに意味のあるタイプの問題です。ですから、わたくしが言うことはございません。申し訳ありませんが……


 ただ、そこに生じるデメリットを差し引いても、完成させることの魅力には敵わないかと思います。完成の喜びを知っているのといないのとでは、まったくお話は変わってきますから。


 それに、完成させる感覚を得ることもできます。その感覚はいっそ、完成させるコツとも言い替えることができましょう。一度でも完成を経験した方は、随分と楽になることができます。自分がどれくらいの時間を掛ければ一作書き上げられるのか知るのは、とても重要なことです。

 自身が登っている山がどの程度の高さなのかを知らないで登るのって、途方もなくてしんどいですから。その山の高さが解るだけでも、対策の方法は変わってくるでしょう。

 

 存在していない作品は名作にも駄作にもなることができません。故に、まずは完成させてしまうことを覚えましょう。そうすることが、成長の第一歩となるはずです。
 そして、コツさえ掴んでしまえば、詳細プロットに頼らずともお話を書くことができるようになりますからね。

 

小説は一瞬では作れない

 完成までに時間がかかる。
 これも意外と理由になるのではないでしょうか。
 というのも、すぐに成果を求める方が意外と多いのです。けれど、小説というのはすぐには完成しません。月単位での計画が必須になるでしょう。
 一気に100000文字書くのではなく、毎日2000文字でよろしいのです。毎日2000文字でも、50日で完成します。それはつまり、一ヶ月と20日です。
 これが一日4000文字ですと、一ヶ月を切ります。4000文字も大した量ではありませんから。


 ともかく、毎日少しずつ書いていく気力が必要です。そして、飽きない気持ちも重要です。人は嫌でも飽きる生物ですから、そこはもう気持ちの問題ですね。毎日少しでも書く、という習慣が大切です。


 小説を書く際には、長期的戦闘になるという覚悟が大切です。が、そこまで気負わなくても、少しずつ歩んでいけば完成はするのです。恐れず書いていきましょう。下手なことを書けば、消せば良いのですからね(完成前に消してしまうと、進まなくなるので最低限にとどめておきましょう)

 

おわりに

 以上、紹介した三つが基本的には完成できないという悩みの元なのではないでしょうか。当然、他にも理由はたくさんあるでしょう。わたくしのような人間では到底理解出来ないような、超絶文学的悩みかもしれません。そういうことも多々ありますから、わたくしのお話をそこまで真に受ける必要はありませんよ。雑魚がなんだかほざいてら、くらいの気持ちで、今回のブログも読んでくだされば結構です。


 独力で問題と解決策とを探し当てることも大切かと思います。もしも、わたくしが挙げた以外のことに悩みがあれば、コメントしてくださると嬉しいです。創作を趣味とした方たちとの意見の交わし合いは、わたくしの望むところですからね。
 ただし、所詮、わたくしは落選しか経験のない雑兵、有象無象の末端に過ぎません。故に、お力になれないことの方が多かろうと思われます。そのこと自体は申し訳ございません。もっと精進しないといけませんね。他の方の悩みを聴きたいのも、わたくし自身の勉強のため、という意味合いが強かったりします。

 まあ、よろしければお願いしますね。

 

 では、さようなら。

 

 ちなみに、この記事は大体4000文字です。これくらいの分量を毎日書くことができれば、一ヶ月以内で一作完成です。素敵!

 

 

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